庄内町議会 2022-03-01 03月01日-01号
また、羽黒山開祖の時代から現在に至るまで、修験者の精進料理を支え続けてきた月山山系の天然食材や、味が別格である立谷沢川のアユや既に取り組んでいるヤマノイモなどを、立谷沢地域のブランドとしてどう発信していくかが重要である。現状は立谷沢地域には山菜など恵まれた食材が豊富にあることを広く認知する機会が少なく、稼げる産業づくりに結びついていない。
また、羽黒山開祖の時代から現在に至るまで、修験者の精進料理を支え続けてきた月山山系の天然食材や、味が別格である立谷沢川のアユや既に取り組んでいるヤマノイモなどを、立谷沢地域のブランドとしてどう発信していくかが重要である。現状は立谷沢地域には山菜など恵まれた食材が豊富にあることを広く認知する機会が少なく、稼げる産業づくりに結びついていない。
現在でも羽黒山宿坊で提供される精進料理には、立谷沢地域で採取された山菜等が多く用いられ、立谷沢の山菜と宿坊の精進料理は昔から密接な関係を維持・継続してきた歴史がある。 また、山菜の生育地域は急勾配の山岳地帯にあるため、種類によっては生育場所が徐々に高所へと移動していくことから、比較的長い期間で採取できることが特徴である。
本市のユネスコ食文化創造都市の認定は、在来作物、行事食、また信仰に根差した精進料理、また季節ごとの郷土料理など幾代にもわたる食に関わる人の営みが豊かな文化として伝承されていることが高く評価されたものでございます。こうした取組が国際的に認められることは、内にあっては市民の誇りであり、郷土愛を育む原動力になります。
最優秀に選ばれたのは、東京都在住の40代女性会社員の「食養生と浄化の旅~胃腸も心もデトックス~」というモデルコースですが、鶴岡の美しい景色と精進料理などの体も喜ぶ食事で心身ともに浄化されることを感じる内容となっております。
私たち鶴岡市民は、ユネスコ食文化創造都市の認定以前からだだちゃ豆や焼畑あつみかぶなどの在来作物が継承されてきた食の持続可能性、出羽三山の精進料理に代表される精神文化と一体となった行事食、城下町と農業、農村を背景に地域や家庭で育まれてきた多様な郷土食などに恵まれたこの地域の食文化を大切なものと思ってまいりました。
また、2次交通の充実につきましては、DEGAMが会員企業と連携をしまして、鶴岡駅の発着で羽黒山三神合祭殿への参拝、山伏によるガイド、精進料理の昼食、これがセットになりました観光ハイヤーの商品開発を行っております。9月の運行開始以降これまで21台が運行しておりまして、37名の方に御利用いただいている状況でございます。
また、2次交通対策について、JR東日本、大人の休日倶楽部による庄内の精進料理のコマーシャルに合わせまして、DEGAMが企画しました会員企業が実施する形の観光タクシーなどを運行しております。さらに、このタクシーのほか、路線バスに接続する松ヶ岡開墾場、湯殿山へのシャトルバスの運行、10月からは庄内観光コンベンション協会が定期観光バスの運行を予定をしております。
また、JR東日本大人の休日倶楽部のCMで出羽三山の精進料理が取り上げられておりますが、食事と交通を組み合わせた観光プランをDEGAMと会員企業が企画し、観光誘客に取り組んでいるところであります。市といたしましては、今後とも市、DEGAM、会員企業が連携することで交流人口拡大の効果を地域経済に波及させ、地域活性化につながるよう取り組んでまいります。
また、ユネスコ食文化創造都市では精進料理が認定に当たってのポイントとなるなど、本市で最も重要な観光資源の一つとなっております。現在準備を進めておりますDEGAMの「DE」につきましては、出羽三山のデからとっております。事業方針で掲げる6つの重点地域資源の一つにも挙げられております。
特にJR東日本には出羽三山や精進料理を高く評価いただいておりまして、庄内を代表する観光資源として新たな旅行商品の造成やJR東日本のポスター、雑誌等の各種媒体で大きく取り上げていただく計画でございます。
来場者が関心を寄せる企画展示を種々開催しているほか、宿坊と連携して精進料理プロジェクトやまちづくり散策ツアーなどを展開するなど地域住民を交えながら各種事業を展開していることが利用率の向上につながっていると考える。
また、JRには羽黒山斎館の精進料理を評価いただき、新たに旅行商品をつくっていただいておりますが、さらにポスター、雑誌等のJRの媒体によるPRについても働きかけております。DC本番に当たりましては、取り組みを推進する体制づくりも急務となります。鶴岡市観光連盟では、観光戦略の策定、DCを契機にさらなる事業展開を図るため、法人に移行し、DMO登録を目指す方向で議論をしております。
本市の取り組み内容としては、50種類以上の生きた文化財、在来作物や出羽三山に伝わる精進料理と精神文化を体感し、宿坊、農家、漁家、民宿、温泉等で、外国人旅行者が長期滞在できる周遊ルートを提供するとありました。国の実施要綱では、この食と農の景勝地は、農泊、食文化、海外発信地域とされ、SNS上で発信されております。
議員からお話ありましたように、季節的には新米がとれる時期ということで、ぜひお米のほかにも、先ほど言いました酒、お魚、在来作物など数え切れない豊富な食材がありますので、それを結びつけていきたいと考えておりますし、御紹介ありましたイタリア料理、それからフランス料理初め、酒田でいいますと料亭、北前船がもたらした料亭文化の食、それから鶴岡でいきますと精進料理を中心としました出羽三山に息づく精神文化などのさまざまな
特にユネスコへの申請内容に盛り込まれている優秀な種が数百年にわたり受け継がれてきた在来作物の存在、精進料理や地域の行事食に由来する保存技術の伝承、そして地域に息づく日常の食文化など、鶴岡の食文化の価値をつないでいただいた先人たちの偉大さを改めて認識させられたところであり、ユネスコの登録は大変意義深いものと感じております。
羽黒地域では、観光振興と農業の振興の施策として、出羽三山の精進料理の魅力発信や月山高原ハーモニーパークの活性化などに取り組み、同様に事業費は616万2,000円となっております。
先ごろ制定されました食文化創造都市推進プランにおいて、ユネスコ食文化創造都市としまして、また食と農の景勝地認定都市としまして、精進料理や伝統食等の本市独特の食文化を生かした観光誘客によりまして、観光業、食品産業、旅館や飲食業、農林水産業等の食関連産業全体の活性化と好循環を図っていくこととされております。
そうした中、観光のかなめとなる出羽三山におきましては出羽三山魅力発信協議会や手向地区自治振興会が中心となって、景観整備や講座開催などの事業や精進料理プロジェクトなど、地域住民を挙げた取り組みが積極的に行われたことに対して心強く思っている次第でございます。
具体的には、観光レセプションに参加していただいた現地の旅行会社に対するアンケート調査の結果では、出羽三山の精神性や精進料理、菓子文化を初めとする食文化の魅力、自然の美しさなどが評価され、17社のうち10社から本市への旅行商品を造成したいという意欲的な回答が寄せられたところでございます。
御質問にありましたように、恵まれた自然環境から生み出される多種多様な食材、優秀な種が数百年にわたり受け継がれてきた在来作物の存在、精進料理や地域の行事食に由来する保存技術の伝承、そして地域に息づく祈りの食文化など、鶴岡の食文化の価値をユネスコ認定とさまざまな取り組みを通して多くの市民が再認識されたのではないかと存じます。